徳島新聞に「がん予防のススメ」が掲載されました。( 舌がん)
舌がん
徳島大学病院 口腔内科 講師 青田 桂子
舌は「話す」「食べる」「味を感じる」など豊かな生活を送るのに重要な器官です。口腔がんの中で最も発生頻度が高いのが舌がんです。好発年齢は中高年ですが、20~30代の若い人にも発症します。
舌がんの発生を高めるリスク因子は「タバコ」「お酒」「口腔不衛生」です。タバコを吸う人は吸わない人の約3倍、飲酒習慣がある人はない人の約2倍、発生頻度が高くなるという報告があります。また、虫歯や不適合なかぶせ・入れ歯の放置は舌を刺激することになり、舌がんの発生リスクを高めます。
鏡でセルフチェックを行い、舌にしこりや2週間以上治らない口内炎がある場合は診察を受けましょう。かかりつけ歯科医を持ち、口腔を健康に保つことが健康長寿の秘訣です。
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