形成外科 がん診療連携センターホームページ(形成外科)

乳がん・乳腺腫瘍

乳がん切除後の問題の1つとして胸部の変形が挙げられます。
乳房を失うことは精神的に肉体的にも相当な負担になると考えられます。
パットを入れることによる胸部の重さや汗をかくことの不快感は、社会的に復帰する上でもハンディーになるかもしれません。
形成外科・美容外科では乳がん切除手術後の変形に対して、再建手術を行うことができます。
再建手術の時期としては乳がん切除と同時に再建する方法と手術後に再建する方法があります。
また再建材料として、すべて自分の組織で再建する方法と人工物を使用する方法があります。
いずれにしても患者さんが乳がん切除を行う先生とよく相談することが大切です。
くわしくは形成外科学会HP
https://jsprs.or.jp/general/disease/
形成外科で扱う疾患
7.悪性腫瘍およびそれに関連する再建:乳房再建
https://jsprs.or.jp/general/disease/shuyo/nyugan_jutsugo/gaiyo.html)をご覧ください。

    頭頸部腫瘍

    頭頸部腫瘍で切除範囲が大きくなった場合には、他の組織による再建手術が必要になることがあります。
    この場合に形成外科・美容外科が再建手術を担当することがあります。
    主な手術方法はマイクロサージャリー(顕微鏡下の血管吻合術)を用いて体幹部や大腿の組織を頭頚部へ移植します。
    手術方法はやや複雑ですが結果的には患者さんへの術後の負担は、マイクロサージャリーが使われる以前より軽減されています。
    くわしくは形成外科学会HP(https://jsprs.or.jp/general/disease/
    形成外科で扱う疾患
    7.悪性腫瘍およびそれに関連する再建:頭頚部再建
    https://jsprs.or.jp/general/disease/shuyo/tokeibu/index.html)をご覧ください。

      皮膚腫瘍

      悪性黒色腫、扁平上皮癌、基底細胞癌などの皮膚悪性腫瘍の治療を形成外科・美容外科が行っています。
      特に切除範囲が大きくて再建手術が必要な場合には、植皮術や皮弁移植術など各種の方法を用いています。
      術後の化学療法に関しては皮膚科とも連携して治療に当たります。
      皮膚癌に関する詳細は国立がんセンターがん対策情報センター
      https://ganjoho.jp/public/cancer/class_skin.html)をご覧ください。

        口腔癌

        口腔癌でも頭頚部腫瘍と同様に形成外科・美容外科が再建手術を担当することがあります。再建手術に関しては本HPの頭頚部腫瘍の項を参考にしてください。
        また形成外科学会HP(https://jsprs.or.jp/general/disease/
        形成外科で扱う疾患
        7.悪性腫瘍およびそれに関連する再建
        頭頚部再建(https://jsprs.or.jp/general/disease/shuyo/tokeibu/index.html)もご覧ください。