徳島新聞に「がん予防のススメ」が掲載されました。(胃がん)
「胃がんや大腸がんで亡くなるのはもったいない。がん検診を受けましょう。」
徳島大学病院 消化器内科 講師 北村 晋志 医師
胃がんは日本では肺がん、大腸がんについで3番目に死亡数の多いがんです。主な原因はピロリ菌が引き起こす胃炎であり、近年では予防のために薬でピロリ菌を除菌する治療が積極的に行われています。他の臓器のがんとは異なり、胃がんや大腸がんは内視鏡で直接見ることができるため、非常に小さながんでも発見が可能です。一部の特殊ながんを除けば、小さながんが進行がんになるまでには通常年単位の時間がかかります。きちんと検診を受けてさえいれば胃がんや大腸がんで亡くなる可能性はかなり低くなります。残念ながら徳島県はがん検診の受診率が低く、毎年多くの方が進行がんで亡くなっています。胃がんや大腸がんで亡くなるのはもったいないです。徳島県では内視鏡検診も始まっています。是非がん検診を受けて下さい。
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